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親子のやり・とり

今日は、丸亀の飯山の親子の広場たんぽぽさんへ。

言語聴覚士の笠井先生のお話を聞きに言ってきました。

皆さんに少しシェアを。

人間の赤ちゃんは、未成熟で生まれてくるのですが、歩くまでの一年間は大人の関わりや手をかけなければ赤ちゃんは育たない二次的就巣性動物だそうです。

脳の発達や子どもの発達

言語がどう関わるかのお話はとっても興味深くそして、なるほど!感じました。

ことばの持つ機能として
1.伝達機能(生活言語)Speech
2.認知・思考機能(学習言語)Language
3.行動調整機能

ことばを育てるということは

コミュニケーションを取りやすくする
物事をより深く考えるようにする
自分の行動を調整できるようにする。

でした。

それには前頭前野を発達させると

思考力、理解力、判断力、自制力、記憶力、行動力、判断力、集中力

アップしてこれらが発揮できるそうです。

笠井先生は真の子どもの発達の最終目標は

話し言葉(speech)を発達させることだけではなく、言語(Language)を確実に発達させることで、そのためには、前頭前野を確実に発達させること。

とおっしゃっていました。

そのためには

親子のやり・とりがとても大切で

やり・とり(コミュニケーション)は

Voice to Voice 声と声
Face to Face 顔と顔

が人間の原則だとも。

聴覚が安定する2歳までに

子どもを中心とした時間を意識的に毎日2時間ほど取ること。

読み聞かせの狙いは、聴く力の育成でもあること。

できた時(100%)に褒めるのではなくでき始め(25%)たら褒める

りんごをデザートに出す
ということだけでも豊かなことばかけをすると、60以上のことばを使い数の概念や大きさ、分けて食べることなどいろんなことが伝えられる。

今はスマホやタブレットなどで子守をすることもあるだろうけどやはり、2歳までの子どもにはメディアを断つ時間がとても大事。

それは、実感として私も持っていることで伝達の言語よりも学習の言語、考えたり判断したりすることがとても大事だと日々思っていて

これが、集団に入ってから使うコミュニケーションの核になるものだから、ここを発達させることが大事とより一層感じました。

そして、言語がうまく発達していないから行動調整がうまくいかないも
子どもたちを見ていたら
うまく伝えられないから噛んだり叩いたりするのは日常によくあること。

うまく表現さえできれば
行動も変わるんだ。

そして、
言語発達のうまくいってない子どもたちは環境のせいだけて言語が遅い子ども達がいる環境とは育つ過程。

人は生まれながらにして
人への志向性があって
人の顔や声に対して
より敏感に反応する

人は人と関わりながら生きていくのを生まれながらにして持っているのだなぁ。

笠井先生がひんぱんにおっしゃっていたのは

親子の丁寧なやり・とりは
お母さんにゆとりと余裕がなければいけない。とのこと。

お母さんは毎日、家事に育児にましてや最近のお母さんはお仕事に大変だ。

ゆとりとか余裕とか言ってられないかもしれない。

今のお母さんたちに子ども達と関われる自分もゆったりできる時間を取れたらとって欲しいなぁと改めて思いました。

そして、忙しい今のお母さんたちとの関わり方も、私達が考えて創り出したりこういう情報も伝えてあげることが大切だなぁ。と。

その中で、アートスタートでは、見たものをお母さんやお父さんたちで、子ども達に伝えてあげて欲しいです。とてもとても、豊かな時間だと感じます。

おしゃべりして下さい。指を指して下さい。

豊かな表現をしてあげる時間になったらなと、今日改めて思いました!

言語が発達すれば
コミュニケーションも活発でいろんな表現ができるだろう。そして、言葉で伝えられたら行動も変わっていく。

とても心に響いた講演会でした!
理事長 野上